新発田城 隅櫓 新発田、この地名をすぐに読める人はそうはいらっしゃらないでしょう。
初めてこの地に来られた方は、「しんはった」「しんほった」「しんはつでん」等色々な読み方をなさいます。
正しくは「しばた」です。

江戸時代から新田開発が行われたからとか、
アイヌ語の訛りとか,
諸説がありますが由来は定かではありません。

越後の北部、新潟市の東に位置する新発田は、慶長三年(1598年)に溝口秀勝候が加賀から入封して以来、幕末まで続いた溝口家十万石の城下町です。

8月27・28・29日は、「台輪(だいわ)」と呼ばれる山車が繰り出す勇壮華麗な新発田祭りが行われます。職人の技を集めた御殿風二階造りの台輪は芸術品です。

 

それでは支部の活動と地域のご案内の始まり始まり。

 

 

研修会で記念撮影 新発田支部は、三市一町からなり、平成29年4月現在の会員数は34名(うち法人会員1)です。
会員の年齢構成は、30代・2名、40代・2名、50代・5名、60代・18名、70代以上・7名と他の支部と比べるとやや高齢化していると思われますが、見方を変えれば、ベテラン揃いということでしょうか。

例会の平均出席率87.6%、研修会の平均出席率85.1%は、勉強熱心で支部活動が盛んであることを物語っています。

 

 

支部の活動の目玉は、「一泊研修会」です。

研修会模様この「一泊研修会」は、昭和47年秋から始まり、会員相互の親睦を図る目的も兼ねて毎年秋に開催されています。

28年度は、10月13.14日の二日間でした。
初日は、午前中に例会を済ませ、午後からはMJS客員研究員である税理士武田秀和氏より「財産評価の実務」のテーマでたっぷり3時間の研修を受けました。

翌日は早朝、会場付近をウォーキング。その後、税理士会新発田支部の古川清一郎会員による「相談例から見た法人税、源泉所得税」をテーマとした研修が行われました。

 

 

 

最近の一泊研修会は、新発田市にある「もっと美人になれる温泉」のコピーで有名な月岡温泉の某ホテルで開催されています。美肌成分が豊富というのが「美人の湯」の由来ですが、「不老長寿の湯」とも言われていますので、是非、一度訪れたらいかがでしょうか。

月岡温泉から南の方角には、出湯温泉、村杉温泉など古くからの温泉が国道290号線沿いに連なっています。

 

 

水の公園 「福島潟」 新発田支部管内は、日本海から飯豊連峰に至る自然豊かな穀倉地帯です。平らな水田が広がる光景は壮観です。
青々とした初夏の装い、そして稲穂が垂れる黄金色の大地も感激ものです。最近では、大型農業機械が使えるようにと、田一枚が一町歩もある水田が登場しています。

瓢湖の白鳥冬になるとシベリアから白鳥などの渡り鳥が飛来し、降雪前には米の落穂をついばむ光景があちらこちらで見られます。

白鳥で有名な阿賀野市(旧水原町)も管内にあります。瓢湖では白鳥よりも鴨の数が圧倒的で、白鳥に餌をやるとカモにカモられるとか。

 

 

 

越後は酒どころですからいたるところに蔵元があります。
県内96蔵元のうち、管内には七つの蔵元があります。何と税務署のすぐ近くに二つも蔵元があるんです。
 新潟の酒は淡麗辛口です。
「米どころの酒米と軟水、そして越後杜氏が醸し出す絶妙の味」なんていったら、麹カビの生えた表現だなんていえわれそうですが、純米大吟醸の味は格別です。

日本酒だけではありません。地ビール園が二つあります。
そのうちの一つは、管内の北の端、胎内市(旧黒川村)にあります。このあたりは、地域自体がひとつの観光産業で、ホテルからゴルフ場、スキー場まで経営しています。

 

 

随分と郷土自慢をさせて戴きましたが、食べ物の美味しさは格別です。
海の幸、山の幸がてんこ盛りの新発田へ是非ともお越しください。